理学の集大成

朱熹
晦庵

格物致知、窮理尽性

南宋の著名な理学者・思想家・教育者。北宋以来の理学を集大成し、完成された理学体系を構築。その学説は中国の思想文化に七百年の影響を与えた。

Classics

朱子の典籍

理を窮めて知を致し、躬を反して実を践む。朱熹の一生の著述は極めて豊富である。

核心经典

四書章句集注

『大学』『中庸』『論語』『孟子』を一編に集め、畢生の精力をもって反复修改した。

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入門の梯子

近思録

呂祖謙と共同編纂。周敦頤・張載・二程の語録を分類整理し、「聖学の梯子」と称された。

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思想の宝庫

朱子語類

百四十巻、朱熹と弟子の問答語録の匯編。朱子理学思想体系を全面的に反映する。

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Philosophy

核心思想

理気論

「理とは形而上の道なり、生物の本なり;気とは形而下の器なり、生物の具なり。」

理(天理)

宇宙万物の本体と规律。普遍性・永続性・超越性を有する。「形而上」の道、生物の本。

万物を構成する物質的基盤。「形而下」の器。理と気は「不離不雑」の関係。

理一分殊

万物各々一理を具え、万理同一源より出づ。月印万川のごとく、天に月は一つあれど、河川にはそれぞれ月影が映る。

心性論

「性即理なり。心に在りては性と謂ひ、事に在りては理と謂ふ。」

1

性即理

二程の「性即理」説を継承。天命の性は純善、理の人性における完整な体现。

2

天命の性と気質の性

天命の性は純善。気質の性は清濁偏正があり、善悪の矛盾を説明する。

3

心統性情

心は虚霊明覚の体。性は心の未発(体)、情は心の已発(用)。性と情は皆心に統摂される。

工夫論

「主敬以て其の本を立て、窮理以て其の知を進む。」

居敬

敬を以て本心を存養し、内心の畏敬と専注を保持。「主一無適」——心を理に専一し、外れぬこと。

窮理

格物致知を通じて事物の理を窮究。「今日一物を格し、明日一物を格す」、積少成多、豁然貫通。

教育観

「教育の道、明徳を明らかにし、民を親しみ、至善に止まるに在り。」

小学教育

8~15歳。「其の事を学ぶ」を重んじ、灑掃応対・進退周旋・愛親敬長を培う。

大学教育

15歳以後。「其の理を明らかにする」を重んじ、格物致知・誠意正心・修斉治平を貫通する。

Biography

生涯年譜

朱熹(1130—1200)、字は元晦、号は晦庵

1130年

尤渓に生まれる

福建尤渓に生まれる。父・朱松は県尉。十四歳で父を喪い、母と共に崇安五夫里に居住。

1175年

鵝湖の会

呂祖謙と『近思録』を編纂。同年、陸九淵との間に「尊徳性」と「道問学」をめぐる論争。

1179年

白鹿洞書院再建

南康軍を知る時、白鹿洞書院を再建し、『白鹿洞書院教規』を親定。後世の書院の模範となる。

1200年

逝去

建陽考亭にて卒去。享年七十一歳。臨終前日もなお『大学章句』を修改していた。諡は「文」。

Wisdom

朱子語録

"

渠那ぞ清きこと此の如きを得ると問ふ、源头活水有るに為す。

——『観書有感』

"

天理を存し、人欲を去る。

——『朱子語類』

"

少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず。

——『偶成』

Methodology

朱子読書法

循序漸進、熟読精思、虚心涵泳、切己体察、着緊用力、居敬持志。

循序漸進

前に得ざれば後に求めず、此に通ぜざれば彼に志さず。

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熟読精思

読書千遍すれば其の義自ずから見わる。

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虚心涵泳

読書は虚心なるを要す。先に説を立てて書の意を求むべからず。

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