亡論

亡論

Wang Lun · 滅亡についての論

『経法』第七章。国家滅亡の兆しと原因を論じます——六危・三不辜・十過、亡国の君主に共通する特徴です。歴史を鏡として敗亡の前兆を察することは、黄老学派政治哲学の反面教師と言えます。

Original Text

原文

凡犯禁绝理,天诛必至。一国而服六危者灭。一国而服三不辜者削。一国而服十过者亡。凡亡国之君,其国必削。

内有乱臣,外有敌国。内外皆危,则社稷殆。大杀服民,戮降人,祸皆反自及也。

六危:一曰嫡子代父,二曰大臣主,三曰谋臣怀其志,四曰听诸侯之废置,五曰左右比周以壅塞,六曰父兄党以拂。

Annotations

注釈

犯禁绝理

禁令に背き、天理を断つこと

天诛必至

天の罰が必ず訪れること

六危

六種の危険

三不辜

三種の無罪の人が殺されること

十过

十種の過ち

内有乱臣,外有敌国

内部に反乱の臣がおり、外部に対立する国があること

大杀服民

すでに臣服した民衆を大規模に殺戮すること

戮降人

降伏した者を殺すこと

祸皆反自及也

災いはすべて自分自身に返ってくるということ

嫡子代父

嫡子が父に代わること

大臣主

大臣が権力を専横すること

谋臣怀其志

謀臣がそれぞれ私心を抱くこと

父兄党以拂

父兄が徒党を組んで私利を図ること

Translation

現代語訳

禁令に背き天理を断つ者は、天の罰が必ず訪れます。一つの国が六種の危険に見舞われれば、滅亡します。一つの国が三種の無罪の人を殺せば、削弱されます。一つの国が十種の過ちを犯せば、滅びます。亡国の君主といえば、その国は必ず削弱されます。

内部に反乱の臣がおり、外部に対立する国があります。内外ともに危険であれば、国家は危機に瀕します。すでに臣服した民衆を大規模に殺戮し、降伏した者を殺せば、災いはすべて自分自身に返ってきます。

六種の危険とは、第一に嫡子が父に代わること、第二に大臣が権力を専横すること、第三に謀臣がそれぞれ私心を抱くこと、第四に諸侯の廃立に従うこと、第五に左右の者が徒党を組んで言路を塞ぐこと、第六に父兄が徒党を組んで私利を図ることです。

Concepts

概念タグ

亡論 六危 天誅 亡国
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